Vietnam School of Neutrino
皆様こんにちは、M2の小林です。
ベトナムのクイニョンで開かれたVietnam School of Neutrino (VSoN)に参加してきました(詳しくはこちら)。
VSoNはベトナムをはじめとするアジアの国々の学生を主な対象とした、ニュートリノスクールです。
スクールに参加した学生は22人で、日本人の他にベトナムはもちろん、インドやマレーシア、クロアチアの学生も参加していました。
スクールでは日本人講師によるレクチャーの他に、ハードウェアとソフトウェアのレクチャー、さらに小グループに分かれて課題研究も行いました。
学部生も参加していたため、レクチャーの内容自体は優しいと感じましたが、それでも毎授業新しい知識や視点を得ることができました。ニュートリノ物理の実験分野に焦点を当てたスクールだったので、カミオカンデ実験シリーズの変遷や、自然ニュートリの観測実験から加速器ニュートリノ実験への発展の歴史を追うことができました。徐々にニュートリノの謎が明かされていくところは、とても興味深かったです。ニュートリノ振動の観測を例に、「新事象の発見が認められるためにはどう言った追加実験をする必要があるのか」といった議論は、今後の研究活動の方向性を考える上で、とても意味あるものだったと思います。
スクールと同時並行でニュートリノconferenceも開かれていたため、そちらに参加していた外国人講師の授業も受けました。Ice CubeやJUNOなど、日本ではなかなか聞く機会のない実験の講義が聞けて、とてもワクワクしました。積極的に質問がすることができて、とても楽しかったです。
さて、ベトナムでの生活ですが、とてもとても楽しかったです。
スクール会場はビーチまで歩いて1分の好立地で、良い景色に囲まれて気分が晴れました。
食事はスパイスや香草が多く使われており、毎日とても美味しくいただくことができました。
元々パクチーは好物だったので、天国でした。
日本からすると物価もそこまで高くないので、ベトナムでしか買えないものを色々買うことができました。
ナイトマーケットは、日本では絶対に見ることのできない景色だったと思います。
地元の方々も、とても気さくで友好的な性格の方が多く、居心地が良かったです。
同じスクールで仲良くなったダン君には、
「俺たちは酔って楽しくなると、踊り出すんだ〜😆」ということで、ベトナムのSNSで流行った踊りを教えてくれました。
2人で一緒に踊っているのをみていた、アンさんに「ええと、街中で踊るのは辞めてね😅」と苦笑されたのはいい思い出です。
日本から離れた国でも、自分と同じ分野に興味を持っている同世代の友人がいて、彼らと切磋琢磨できたのは非常にいい経験でした。
この経験を胸に、これからも自身の研究活動に励みたいと思います。
ベトナムにはもう一度必ず訪れたいと思います!🇻🇳

ICISEのビーチ

クイニョンの街中

HONDAはベトナムにも!!

ICISE_facebookより